古田更一に喝采を

S田「それで…アナタの狙いはなんなの?」

 ◯☓学園前駅の近くの喫茶店。

 Vライバー月ノ美兎を演じるS田はため息まじりに目の前に居る痛い男を冷笑した.

 暴露,言っちゃあいけないけど言っちゃうけどS田さんのご学友たちはこの◯☓学園前駅辺りに住んでいる.

はっちゃているときはよくご学友たちの自宅へ遊びに行ったものだと甘い蜂蜜の匂いを頭に浮かべながら,S田はしかし不愉快そうに安っぽいレモンティーをすする.

 なぜならその楽しい平穏をぶち壊すようなそんな不謹慎すぎる象徴そのものなドブネズミが目の前に座っているからだ.

 男は返答する前にブラックコーヒーを啜りながら愉快そうに嗤った.

古田「別に〜.オレがどうこうする以前に社会っていうのは存在しないというか規則的な動きでちょうどゲームみたいに確定されている.ちょうどウラノミトPVにおけるゲームの比喩みたいにね.嗚呼!そうだぁ〜…,3年間に及ぶ出来レース愉しかった?月ノ美兎Projectいやにじさんじ計画と呼んだほうが良いかな,人類補完計画… .そいや!そいや!神様アタック〜♪」

 古田はそう高らかにネットのガキのように叫びながら備え付けのミルクをゆっくりたらたらとブラックコーヒーへ流し込んだ.

 黒く黒かったブラックコーヒーは次第に白と混ざり合い,スプーンでぐるぐる♪味の整ったミルクコーヒーの出来上がり.

 嬉しそうに眺める古田と不愉快そうにミルクコーヒーとソレを一瞥しながらスマホをイジるS田.

 冷笑されていることを冷笑したいのか,古田は怯まない.

古田「一緒に天国へ行こうよ,S田さん」

ソレは結婚指輪すらない不愉快なプロポーズ.

スプーンをぐるぐる回しながら,古田は結婚指輪の代わりにバックから呪術廻戦を取り出し夏油傑の必殺技・呪霊相術うずまきのシーンを見せた.

そうー.コレがS田さんが冷笑していた男死の姿.

それでも優しい月ノ美兎なS田さんは固く微笑みながら答えた.

S田「私は…個人的には呪霊廻戦より寄生獣のほうが好きだし…アナタ風に言うんだったら…伊藤潤二作品の方が好きだね」

しかし最低な古田は最高なS田をもう見ていない.日向の上級国民そうな成金たち◯☓学園前に住むセレブのママとベイビーの徒歩をたくさん窓ガラスから追いかけながら… .

夕焼けに当たる武蔵野美術大学の裏切り者な古田は答えた.

古田「S田さんはやっぱり平和主義者なんだね.それはvtuberみたいなテクノロジーに対する冒涜,数学政治で冷笑しちゃうわけだ.終わらないよ,平成くん」

 攻撃的なピエロに皮肉を言われようとピエロはしょせんピエロだ.しかし,S田はうなだれながら叩けない机を叩くような姿勢でこちらを見ない古田へ毒づいた.

S田「そんなの…アナタの全部妄想じゃない.私はあくまで平和なセカイで彼らのことを深く愛しているだけ」

瞬時ー.彼女の頬がドラッグをやっているように紅潮する.

古田「すでに死んでいる人間でも?」

現実へ引き戻された.窓ガラスからコチラを向いた古田をキッとS田は睨む.

ソレはミルクコーヒーを啜りながら,

古田「嗚呼,悪い悪い.冷笑には冷笑で本歌取りしたくなったんだ.ソレより安心してほしいんだよ.◯☓学園前周辺のアンタのご学友たちを殺そうなんてオレは思わないさ」

S田「え…」

思わずクチに言葉が出てしまったS田は恥ずかしそうにクチを両手で塞いだ.

そんなS田の様子が可愛かったのか,いや古田は遠くを見つめながら2人の男女のやり取りを思い出していた.

古田「早稲田のキュアロラン・バルトと早稲田のオレの妹のはしょせんは共犯関係さ.どんなにお互いがお互いを憎しみ合おうと愛し合おうとそんなの関係ない」

 勝手に古田はS田のレモンティーに口づけした.

S田「…」

古田「愛なんかないんですよ.

ただどうやって敵をまくか?的に遺伝子的プログラムは矛盾した男女を配置して周囲や敵を誤魔化す方法を思いついた.プロレス!まさか本気で殺し合ってきた敵同士がまさか本気で愛し合っていたとは思わないだろうね!」

バンッ!

優しいS田が叩けなかった机を叩いた古田のせいで机は揺れ動き,少しレモンティーとミルクコーヒーがワッとこぼれる.

S田「…」

机の中心にあったのはもはや酸っぱ苦いレモンティーでも甘黒いミルクコーヒーでもない.

そこにあったのは,そうー.1つの茶封筒.

S田は少し動揺し1つの茶封筒が周囲の◯☓学園前における喫茶店の人々にバレないか,心配した顔であたりをビクビク一目した.

S田「バカ…」

古田「バカじゃあないよ.オレだってにじさんじやカオスフォレスト,いやそんな偽物だけじゃあない.みんなの,みんなの友達なんだ.人気者って良いよね.僕ら2人もそろそろvtuberや不謹慎系YouTuberなんてやめてさぁ!人気者になろうよ!キミはそう思うだろ?」

 茶封筒をまるで愛しい愛しい2人の赤子のように見つめる男。

1つの茶封筒の中身を気にするS田をよそ見に,古田はスマホを取り出してYouTubeを開いた.

古田「もう一度本当の戦争をこの日本で起こそうじゃあないか.はは,なんてオレは幸運なんだろう!まさか戦後も体験したがゆえに戦前も体験できるとはね!そうだ!S田さんも25000人以上のテロリスト予備軍の極左集団に入ればいい.もっともオレが犯すんじゃあなくて…うん…ちょうどソレがね…」

 ゴクリ… .

冷笑家じゃあないS田さんはその茶封筒に戦慄した.目の前の攻撃的なピエロが冷たく嗤っていることに気づきもせずに.

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